代表プロフィール
アイキ樹木メンテナンス株式会社
代表取締役社長 喜多 智靖(きた・ともやす)
1972年9月19日生まれ
静岡県富士市在住(石川県金沢市出身)
樹木医・土壌医
樹木医歴10年 治療に携わった木は2500本以上
樹木医学会 会員
MBA(経営学修士)
TOEICスコア840点
スペイン語検定上級(B2)
主な学歴
早稲田大学商学部
スターリング大学マネジメントスクール経営管理学修士(MBA)課程(イギリス)
静岡県立農林大学校研究部 総合技術専攻林業学科
主な職歴
農業系専門商社(経理・原価計算)
総合商社英国法人(経理・財務)
総合電機メーカー(経理・原価計算)
大手英会話学校(英会話講師)
造園会社(造園技術職・樹木医見習い)
環境系NPO(起業支援・環境保全)
高校生の頃に見たテレビ番組で「木のお医者さん」という職業を知る。
北条司氏のSF・植物漫画『こもれ陽の下で…』を読み、「全くしゃべらない樹木を相手にどうやって診断・治療をするのか?」に興味を持ったことが木のお医者さんを目指したきっかけ。
依頼されるのはどれも思い入れのある木ばかり。
そのため、どの案件も原因が特定できるまでプレッシャーを感じ胃が痛くなる。
さらに、樹齢400~500年の老木の木々は、治療しても一般の人の目に「木が元気になった」と映るようになるには3年程度かかるので、それまではずっと胃が痛い思いをしている。
独立しての初仕事は、お寺の樹齢400年~500年くらいの霊木である「しだれ桜」。
「幹の真ん中に穴が開いていて痛々しいので何とかしてほしい」という依頼であった。
診察してみると、幹には人が通り抜けられる程の穴があいており、木も弱っていた。
そこで穴に土壌改良剤を詰め込み、不定根を太くし、空洞をふさぐのを待つことにした。(不定根とは、いわゆる根元から出る通常の根ではなく、幹や枝などから出る根のこと。取り木、挿し木はこの不定根を活用している。)
幹には包帯のように麻布を巻き付け、詰め込んだ土壌改良剤が崩れるのを防ぐ処置をした。
回復には20年の期間を見込んだ。
現在この「しだれ桜」は、境内を歩くのにじゃまになるほど枝が伸び、お寺を訪れる檀家さんにも「元気になったね」と言われるまでに回復。春になると満開の花を咲かせ人々の目を楽しませている。
「フットワークの軽さ」、「たくさんの現場経験」、「データや知識の蓄積」が独自の強み。
これらの強みがさらに、「原因を見つけ出す速さと精度の向上」、「ミスの減少」、「治療の選択肢の幅の広がり」に繋がっている。
治療に応じた各分野のスペシャリストを的確に選出できるので、専門性の高い高度な技術を持ったプロジェクトチームでの治療が可能。
また、治療のすべてを文章にした作業報告書を依頼者に提供するサービスも好評。
治療後の維持管理方法も合わせてファイルにつづって依頼者に渡すことで、治療効果の最大化を目指している。
樹木医以外の集まりにも積極的に参加。
異業種のノウハウを樹木の治療に応用できないか常に模索している。
座右の銘は「まぁ、いいか」。
難しい仕事でもやらなければならないので、前向きにあきらめることにしている。
「面白いか・面白くないか」が仕事を引き受ける判断基準。
生きている木を切ることはなるべく避けたいので、「じゃまだから切ってほしい」といった木の伐採はお断りしている。また緑に関わらない害獣駆除といった依頼も引き受けていない。
樹木医の仕事の傍ら、「東北沿岸地域での塩害対策」、「親子向けの自然観察・農業体験・料理体験イベント」、「小学生向けの環境や樹木・緑についての授業、土壌分析のワークショップ」、「行政や学校からの依頼を受けての樹木・環境に関する講演」なども行っている。
塩害対策の取り組みが静岡第一テレビ、NHK静岡に取り上げられたほか、雑草対策と同時に景観に「にぎわい」を創出する、菌根イソギクによる防草緑化工法の取り組みが東日本放送に取り上げられた。その他にも様々な活動が新聞にも取り上げられた実績が多数ある。
月刊誌『盆栽世界』では、樹木医の多角的な視点から木を元気にする方法を解説した「木を知れば盆栽が分かる!」を2017年11月から2年間、24回にわたり連載。
地域タウン誌「Face to Face」(静岡県富士市)へのコラム連載「樹木医が行く!」も30回を超える。
樹木・土壌に関連するテーマで執筆した学術論文も複数。
会社概要
会社名 アイキ樹木メンテナンス株式会社
代表取締役 喜多 智靖(きた・ともやす)
本社 静岡県富士市今泉1−7−24 TEL:0545-64-8426
東北支社 宮城県石巻市水明南2−6−11 TEL:050-5882-2743
仙台事務所 宮城県仙台市太白区金剛沢3−3−6 TEL:022-743-5096